「させる」という助動詞が、「~させていただく」としてつかわれるときは、「相手方の許しを求めて行動する意をこめ、相手への敬意を表す」(「大辞泉」より)のが本来の意味で、たいていの人がそう理解しているだろう。
昔のホームドラマで、結婚して夫の実家に同居するお嫁さんが、嫁姑の争いのあげく我慢できなくなって「実家に帰らせていただきます」と、啖呵を切るときや、知人の家に泊めてもらったときに、「では先にお風呂に入らせていただきます」と遠慮がちに言うのがこの典型だろう。
明らかに、相手に敬意を表しながら許可を得る意味がここにはある。しかし、昨今やたらに使われる「~させていただきます」は、あえて許可の意味など必要がないことが多く、「敬意の表明」というより単にへりくだっているという印象も強い。
「~させていただく」言葉が社会をゆがめる サービス業的な政治とお客様になった国民 (via deli-hell-me)
(yaruoから)