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»292
元ネタとはちょっと違うかも
似たような事例?事件?みたいな
ソースもちょっと失念
»新しい人格
(略)
またここに距離だけでなく、人格までもが失われてしまった男の話がある。
1887年1月17日、ロードアイランド州で大工と牧師をして暮らしていたアンセル・ボーンは家を出て銀行に向かい、そこで口座から551㌦を引き出した。
彼は自宅から程近くの甥が住んでいる辺りに新たに農地を購入しようと計画していたのである。
そして彼の記憶はそこでぷつりと途切れる。それから56日後の3月14日、ボーンは自分が全く見知らぬ場所で、目を覚ましたのである。
彼が目を覚ましたのはいつもの見慣れたロードアイランドの町並みではなく、ペンシルヴァニア州のノリストンという町だった。
彼は目を覚ますまでの経緯を必死に思い出そうとしたが、銀行を出て甥の家を訪れ、自宅に帰ろうとして甥の家を出たところからぷっつりと記憶がない。
しかし、それが単なる記憶喪失でないことは明らかである。彼は確かに記憶を持っていたのだ。彼はただ呆然とするより他なかった。
彼は一体なぜ、自分が自宅から370㌔も離れたペンシルヴァニア州にいるのか、そして56日間の間自分が何をしていたのか、全く理解ができなかったのである。
(つづく)
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»308のつづき
そして不可解な出来事はさらに続く。ボーンは結局訳もわからないまま外に出ると、そこでボーンのことをなぜか知っている人物に出会ったのである。
男はまるで慣れた様子でボーン氏に挨拶し、それが当然のような顔で、なにやら仕事の話を始めたのだった。
ボーンはさっぱり状況が把握できなかったが、上手くその男が間違えているらしい“誰か”に成りすまそうと努めて、男から聞ける限りの“自分についての”話を聞き出した。
そうしてまず分かったのは、その男はどうやらボーンの雇い主らしいことだった。
そしてボーンはもはやアンセル・ボーンではなくMr.アルバート・ブラウンという名で通っており、そこで彼は2月初頭にその男から店舗を借りて、店を経営し、それなりに成功しているらしいということだった。
またそれだけではない。彼はその地域の中心的人物として周囲の信頼も厚く、メソジスト教会の牧師を勤めていたということだったのである。
ボーンはすっかり混乱し、もはや訳がわからなくなってしまった。
一体何が起こっているのか?みんなで私をからかっているのか?ここはどこだ?お店とは何だ?だいたいなぜ自分がそれまでさっぱり興味すらなかったビジネスに手をだしているのか?自分は56日間も何をしていたのか?それよりも自分は一体誰なのか?
それはボーンの、というよりも我々人間の思考を遥かに超えた、理解し難い出来事だったのである。
やがてボーンは自分を精神異常なのではないかと考え、ハーヴァード大学教授ウィリアム・ジェームズ博士に依頼し、催眠遡行による検査を受けることになった。
しかし、そこでもまた意外なことが起こった。催眠遡行においても、ボーンは自分のことをアルバート・ジョン・ブラウンと名乗り、ペンシルヴァニアでお店を経営してきた、とジェームズ博士に話したのである。
そして逆に自分がアンセル・ボーンだった時の出来事は何も思い出せないと話したのだ。このボーンの話には、博士も首をかしげるほかなかった。
そしてあるいは、と前おいて言った。
ジェームズ博士の推測ではおそらくボーン氏、そしてブラウン氏は共に実在した別々の人物であり、二人は別個にそれぞれの個性を持っていた。
しかし、それがある何かのきっかけで同時に消失し、瞬時にエーテルのようなものになったのではないかというものだった。
もちろんジェームズ博士はそれがあるいは非科学的でこそあれ、唯一の説明足りえるのではないかと話したという。
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元ネタとはちょっと違うかも
似たような事例?事件?みたいな
ソースもちょっと失念
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(略)
またここに距離だけでなく、人格までもが失われてしまった男の話がある。
1887年1月17日、ロードアイランド州で大工と牧師をして暮らしていたアンセル・ボーンは家を出て銀行に向かい、そこで口座から551㌦を引き出した。
彼は自宅から程近くの甥が住んでいる辺りに新たに農地を購入しようと計画していたのである。
そして彼の記憶はそこでぷつりと途切れる。それから56日後の3月14日、ボーンは自分が全く見知らぬ場所で、目を覚ましたのである。
彼が目を覚ましたのはいつもの見慣れたロードアイランドの町並みではなく、ペンシルヴァニア州のノリストンという町だった。
彼は目を覚ますまでの経緯を必死に思い出そうとしたが、銀行を出て甥の家を訪れ、自宅に帰ろうとして甥の家を出たところからぷっつりと記憶がない。
しかし、それが単なる記憶喪失でないことは明らかである。彼は確かに記憶を持っていたのだ。彼はただ呆然とするより他なかった。
彼は一体なぜ、自分が自宅から370㌔も離れたペンシルヴァニア州にいるのか、そして56日間の間自分が何をしていたのか、全く理解ができなかったのである。
(つづく)
»308のつづき
そして不可解な出来事はさらに続く。ボーンは結局訳もわからないまま外に出ると、そこでボーンのことをなぜか知っている人物に出会ったのである。
男はまるで慣れた様子でボーン氏に挨拶し、それが当然のような顔で、なにやら仕事の話を始めたのだった。
ボーンはさっぱり状況が把握できなかったが、上手くその男が間違えているらしい“誰か”に成りすまそうと努めて、男から聞ける限りの“自分についての”話を聞き出した。
そうしてまず分かったのは、その男はどうやらボーンの雇い主らしいことだった。
そしてボーンはもはやアンセル・ボーンではなくMr.アルバート・ブラウンという名で通っており、そこで彼は2月初頭にその男から店舗を借りて、店を経営し、それなりに成功しているらしいということだった。
またそれだけではない。彼はその地域の中心的人物として周囲の信頼も厚く、メソジスト教会の牧師を勤めていたということだったのである。
ボーンはすっかり混乱し、もはや訳がわからなくなってしまった。
一体何が起こっているのか?みんなで私をからかっているのか?ここはどこだ?お店とは何だ?だいたいなぜ自分がそれまでさっぱり興味すらなかったビジネスに手をだしているのか?自分は56日間も何をしていたのか?それよりも自分は一体誰なのか?
それはボーンの、というよりも我々人間の思考を遥かに超えた、理解し難い出来事だったのである。
やがてボーンは自分を精神異常なのではないかと考え、ハーヴァード大学教授ウィリアム・ジェームズ博士に依頼し、催眠遡行による検査を受けることになった。
しかし、そこでもまた意外なことが起こった。催眠遡行においても、ボーンは自分のことをアルバート・ジョン・ブラウンと名乗り、ペンシルヴァニアでお店を経営してきた、とジェームズ博士に話したのである。
そして逆に自分がアンセル・ボーンだった時の出来事は何も思い出せないと話したのだ。このボーンの話には、博士も首をかしげるほかなかった。
そしてあるいは、と前おいて言った。
ジェームズ博士の推測ではおそらくボーン氏、そしてブラウン氏は共に実在した別々の人物であり、二人は別個にそれぞれの個性を持っていた。
しかし、それがある何かのきっかけで同時に消失し、瞬時にエーテルのようなものになったのではないかというものだった。
もちろんジェームズ博士はそれがあるいは非科学的でこそあれ、唯一の説明足りえるのではないかと話したという。
名作コピペ集めようぜ その1 (via fialux)
(otsuneから)



